咲耶情春 2024.4.5
やっぱ無理なんだすべてを許すなんて束縛は幾重にも僕たちの自由を分からなくしたけどそれで良かったんだね。でももう始まりと終わりの夕暮れは遠い距離の薄紅模様を照らしてる。これで最後だね今まできっと咲耶すること積み上げた二人の居城は崩れゆく。行かないで行かないでまだそんなこと思います。砂時計はのまれゆく芽吹きの秒針刻むことはもうない。さよならさよならさらさらとひらひらと。ああもう永遠の断片は花吹雪になって心を引き裂く。これ以上もう苦しめないそんな嘘だけ残して二人の影は花弁映す水面になって暗黙の今を現した。いつか逢いたいねその時は笑顔を浮かべた小舟に乗ろう永遠の誓いの船出として。
ドレス 2024.3.30
もう生まれることの無い最後の転生に君を見つけて光りだす。悲しみは海のように深く慈しみ魂ごと飲み込んだ。いつかの涙は前世からの再会を待つかのように苦楽を解き放つ。動きだす胎動を見つめても君の目は遠い遥かさき。眠ることのない夜風に裏切られ一人占めしたいしたい君としたい。全てをさらけ出して思うのはその運命が欲しくて切なくてもう待つこと花散る涙の影を闇ごと落として結び合う。もうすぐだねきっと逢える約束をもう怖くないんだきっときっと逢える約束を。繰り返し聴くその唄を今度は僕だけのために紡いで欲しい纏うは白いドレスを着せてみたいから。
鹿教湯 2024.3.24
家族で鹿教湯温泉へ泊りに行きました。温泉なんて四年ぶりで僕にとっては難題のようなものでした。ボルドーのワインも刻印の入ったワイングラスも母の傘寿の記念になったと思います。温泉に浸かりながら色々と考えたことを思い出す。宇宙の果ての向こうとか時間の始りの前とか本気で考えていた若い頃の疑問は結局解らなかった。すべてはこの瞬間の連鎖が永遠になるならどう生きようと構わない。人それぞれで神仏から見たら善も悪もない。永遠に存在できるなら善し悪しなんてどうでもいいのかな。人生を変えるのは神でも仏でもないでも時折神や仏の計らいで人生は変貌する。神秘を解き明かすのも大事だけど現状をこの身体で魂で果ても始りも感じたい。もうそろそろ目先の夢として結婚したい。遠く続く夢として。