杭
イブタは光凛と解散した東京法青院マサトからの手紙を紐解いた。真冬の結束はいつか叶うはずだから。想像を絶する過酷さを負っているヒロトという人。光凛はその痛みに少しでも寄り添えていた日々に懐かしく戻りたいから辛い経験は痛みを伴い深く継承される。その過酷さを少しでも癒せたかな糧にできたかな、氷のバラと青の雪、その結束は時代が真冬でも越えて行ける輝きになる。時代に立てられた杭を抜くために手紙の返事はリーナから送られることになる。最後の鍵で神々の涙の思いを救って欲しいと皆の思いが時代に書き記される。