光凛へと
旅も架橋に入り闇の成功者リーナへ光凛の行方を報告し最後の地点コード118へと着陸した。また光凛に逢いたい。夏空に吹く少し冷たい風がいつかの二人を近づければいい。夏の遠い影は赤、光凛がいる。光凛と拓夜は潔命のもと結ばれるという叶わない意思。地震により揺れる地面は今の心を映す赤いドレス。光凛の拓夜への忘れたはずの感情が突然の地震と共に倒壊した。高層ビルは崩れルシファーは全てを見透かして何かを操るかのように笑っている。三人を取り残し空母へと乗り込む闇の成功者は光凛の手を取り潔命を意味した指輪を贈った。もう探さないで、と拓夜に言い残し光凛は闇の成功者と共に生きると決めてきっともう逢うことはないと拓夜にさよならを告げる。リーナは拓夜へ再会の手立てを残し空母へと消え去った。