奇跡の湧水
倒壊してゆく高層ビルを搔い潜り辛くも南アジアの草原へと着陸した。移動手段を失い山奥に迷い込んだ三人は生きる手立てを考えていた。せせらぎの音が聴こえる。ヨシキは湧水を探し当て命は助かると三人は確信できた。澄みきった水を活かしここに村を造ろうかと泰は思う。後に言う泰のアジトとなりガラブに対して脅威の地区となる。言うまでもなく泰のアジトには各分野のエキスパートが集まり未知の計画が遂行されることになる。その清冽なる湧水は量子力学の世界を織りなし飲めば頭脳も肉体も人間の力を最大限に発揮できるものとされている。草原に身を置いて三人の旅は一旦終息を迎え神魔の協合される時代を目指すことになるだろう。