最夜なら 2024.8.25
繋がれた栞の糸は赤銅色に深く染まる。四年間の季節を越えて幾度となく終わりを迎えても再び始まり終わりは訪れない聖なる渇望を覚えた歳下すぎる女。誰よりも美しい細胞単位の魅力を生き物としての本能が求めてしまう。初対面なのに離れたくない相性とこの部屋に残り香をいつの日か眩しく刻まれた魂の再会は数年後かもね。迷宮を歩くために輝きを失い相愛など諦めて現実を知った自由は無い。東京まで逢いに行かれないから思い続けられないよね。未来は君という激情を今宵も光を思い雪色の血を流す。シルクを脱ぎ捨てる決意ができたなら苦悩するまで見たことのない景色を理想ではなくずっと見ているから。二人でいれるなら不快な甘さでも熟れすぎた心境の果実を吐き出すように迷宮から抜け出して死ぬまで求め合おうか生きるなら光。
薄化粧 2024.8.17
微かなものを頼りに樹海を抜け出した。その地に行くことは血を流すくらいに辛く遠く辿り着けることはまだ許されない。人生という旅のようなものを伴にしたいのに互いの実態を知ることはなくただ圧倒的な魅力を見せつけられている。ベロティカの大作が完成する頃にこの願望の行方がひとつにまとまればいい。儚い夢だと思うから叶わないどうしても叶わない薄化粧への憧れが尽きなくて一緒にいたい。もっと愛しさ重ねて絵にしたい優しく包んで欲しい愛されたい。思うことが自由なら勝手な空想をして楽しむ日々にいつか誰かの運命をください。求めるものは一つでも一途でもなく光を思い果て白金の情命を流す日々をください。