STG28裏社会

ヒロト

その若者はチェックメイトを取りそれをかわし長考の果てで拓夜もチェックメイト。一手差ですね。芸術には興味はないと言いつつも上展の作品群に見入っているようだった。眼差しは対極のように絵画を鑑賞していた。またいつか会いましょう。裏社会すら自在に操るその青年の生涯は残酷なまでに複雑であり東京法青院のトップであるが素性は誰も知ることはない。ただ淡々と世界を変えたいと願っている。炎は消えることは無く淡い青を映し時代に足跡を残して歩き続ける。優秀なる縁生の友と共に生き歴史に名を残すこともなくいつか足跡は消える。

時代を動かす者たち

上展の章

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