祈り
聖心殿の扉を最後の鍵で開けた日からミトはゼウスの意志により女神として生きてゆく。祈りの力を衆生のもとへと、女神ミトの誕生により世界は転生界へと変わり魂の姿が如実に露わになる多次元世界へとなり祈りの力を降らすことになる。遠い春の季節より女神ミトは毎日のように拓夜の帰還を願い祈っていた。桜雪の旗を掲げる法青院は女神ミトにより時代に秩序をもたらそうとしている。いつものように川端で釣りをしていたトモヤはヒロトの悲報に心の失墜を感じ聞きとめた。法青院の未来を任せた、そのヒロトのメッセージは深く先行きの決意を受け止める。世界を支配するガラブという組織は光凛とリーナにより世界を統治していて闇の光は輝きを得て支配の根源とされている。ガラブは勢力を拡げるが対立する桜雪の旗を掲げる法青院に女神ミトが降臨し祈りの力を捧げていた。祈りに意味があるなら、そんなもの意味がない、でも、女神ミトの祈りは決して途絶えることはなかった。