KG391微笑

微笑

氷のバラが無数に敷きつめられた、時の止まった小さな部屋で眠る光凛の微笑は、悲しみ忘れたこの心を熱くした。いつか目覚めるためのコールドスリープを、見果てた夢のように期待などせずに眺めていた。始まりがあれば終わりもある、最初に描いた光凛の絵画は懐かしく、至らない描線が愛おしい。最後に描く凍り付いた光凛は微笑に満たしたい。過去も現在も越えていつかまた逢おう、だからもう全て思い出にするよ。美しい思い出だけ残して、この心に眠ればいい、二人の最後は微笑で終わらせるから。

夢を見てる