第一章 恋憧

青と黒 2023.8.31

届かないなら静かに消えようと思う。その先に僕の姿が無いみたいだから。どんなに運命を語っても期待しても暗号化された秘密の鍵を解読できない。心地よい喪失感がワンシーンを記憶に刻み込み青と黒のコントラストに染めあげ悲しみを運んでくる。いつか思い出して欲しい憐れな画家がその姿を絵画のように記憶のストレージに愛しさ刻んでいたことを。夢は夢としてまだ夢を見ている。


焚火 2023.8.19

これから少しずつ冷たい風が心も樹々も朱く変えてゆく。ダンボール箱を燃やし焚火を眺めながら心地よいあの人のいる将来に期待してやまない。フラッシュの華を纏うその姿がドラマみたいになって遠く届かないこの気持ちを悲しくさせる。生きていれば魂ごと業火に焼かれるような物語もあり乗り越えた先が今だと信じている。焚火の明かりのようなご褒美が欲しい伴に灯しあったものを大事に守りながら生きてゆくこととして。


架空小文 2023.7.26

暑いなか熱を失い絶望に浸りもういいよってなった。大切だった実態のない面影をもう忘れることにしたから。結婚は望めないのかなって心に言い聞かせ納得する。だけど今日も着実に前へ進む事には変わりない。女神が歩いた跡をいつ迄も。


最速 2023.7.18

来年は東京へ向かいます。夢みたいなことばかり思いえがき叶う気しかしていない。昔より生き方が器用になり無理をしないで過ごしているからこそ色々なことが形になりはじめ発想が具現化する。現実の厳しさはよく知っているつもりだから何とかして物事に取り組み生きる手ごたえを感じている。そのうちテニスとかビーチボールやりたいな。


ストレージ 2023.7.8

皆様の限りのない無償の優しさに気づかされる好日。人の縁とはありがたく前へ進む手立てを与えてくれます。微かに見えてくる可能性の鍵を開けて次の現実を叶えてゆく。生きるイコール苦しいがフェードアウトされ楽しい日々を送れるようになってきた。45歳、季節は熱く照り付けて何もかもうまくいかなかった時期は過ぎ去り人生の夏が始まる。


潔命 2023.7.2

憧れてしまうよ一生を添いとげる人がいることを。一方的な思いに答えはないけど雨に流れるような簡単なことじゃないから憧れでは終われない。朱い花に見とれても銀色の空は遠いけど届かないけど思いのままに日々はついやされるから嬉しい。叶わない今の自分を今日も磨き上げるしかない。美しき姿の灼熱に夏はいじわるです。


第47回展 2023.6.20

国際美術大賞展の会期もあとわずかとなりました。時代、世相が厳しくて生き残るだけでも大変で儚く理想の実現までには時間がかかります。授賞式には参加できませんでしたが外部の審査員の方からご評価をいただき嬉しく今後の励みになりました。それぞれの感動がまた次のステージをつくり日選美術の繫栄へと繋いでゆけることを願っております。

理事 小山拓也


小山画廊 OFFICIAL

宰果日記