拳
同門の王場に勝利し決勝戦へと進んだ空手道大会。拓夜の回し蹴りをかわし拳の脳天かかと落とし。勝敗は判定へと持ち込まれた。
エンド大聖堂にて問答を答えなど見つからない。三子の話を毎日聞かされているうちに、いつの間にか哲学も道徳も宗教も思想全般詳しくなっていた。夢は人生の犠牲者をなくしたいと思うが敵わない問答なのかも知れない。
一度は壊滅してしまう楽園エンドに世界樹を宿し新生させるという未来に犠牲者などいらない。その世界樹の樹液からつくられたチョコレートはあらゆる怪我や病気を治すと言われている。拳のその研究は実を結ぶ時がいつかくる。主に天文学を学ぶが星のような日々はまだ遠い。時空と空間を超える研究に今日も勤しんでいる。